Windows 10 Anniversary Update と Plugable 社製グラフィックス製品について

原文:2016年08月01日投稿: Windows 10 Anniversary Update and Plugable Docking Stations and USB Video Adapters by Bob Boerner

サマリー: Plugable社製の USB 2.0/3.0 グラフィックス・アダプタおよびドッキングステーションは、DisplayLink 技術を採用しています。Windows 10 Anniversary Update 以降の Windows では、DisplayLink はシステムでネイティブにサポートされ、必要な DisplayLink ドライバは今後自動的に導入・更新されることになります。
この変更により、すでに DisplayLink 製品をご使用のお客様が何らかの不具合を経験された場合には、デバイス・ドライバをマニュアルで導入しなおしていただくことができます。
ご質問等がある場合には弊社テクニカル・サポート nihongo@plugable.com までお問合せください。

2016年8月18日更新
Windows 10 Anniversary Update に更新したシステムに DisplayLink 技術によるグラフィックス機器を使用した外部モニタを接続した場合、「複製」デスクトップが「ディスプレイ設定」画面内から選択できないことがあります。これは、お使いの PC が使用している内臓グラフィックスが Windows 10 ネイティブ対応でなく(比較的古く)、WDDM 2.0 標準規格(より正確には、デスクトップ・ウィンドウ・マネージャ(DWM))対応でないことが原因です。DisplayLink 社が提供している関連情報(英語)はこちらからご参照ください。

2016年8月10日更新
下記 8月4日に記載した制限事項は、本日よりダウンロードが可能となった DisplayLink ドライバ 8.0 M1 で解消しています。

2016年8月5日更新
DisplayLink 社は、Windows 10 Anniversary Update に関する追加情報(英語)を公開しています。
DisplayLink and Windows 10

抄訳:2016年夏以降に、Windows 10システム上での DisplayLink 技術のアーキテクチャが変更されました。これに伴い製品の動作やドライバの導入方法も変更されています。
Windows 10 Anniversary Update (OSビルド・バージョン 10.0.14393)以降のシステムでは、DisplayLink バージョン 8.0 以降のドライバを使用する必要があります。

すでに DisplayLink 製品をご利用のシステムに Windows 10 Anniversary Update を適用した際に、DisplayLink ドライバが削除されたとのメッセージが表示されるのは正しい動作です。Windows Updateによりシステムファイルが更新された後に、バージョン 8.0 以降のドライバを再導入する必要があります。

詳細については上記リンク先の本文をご参照ください。

2016年8月4日更新
4 台以上の外部モニタを DisplayLink アダプタ経由で接続している場合、現在の DisplayLink ドライバ、バージョン 8.0 M0 ではモニタが正しく機能しないという問題が報告されています。この制限は8月半ばに予定されている、次の DisplayLink ドライバにより解消する予定です。当問題についてご質問がある場合には、お気軽に nihongo@plugable.com へご連絡ください・

2016年8月1日投稿のオリジナルブログ記事はこちら
2015年7月29日に、Microsoft 社は Windows 7 および Window 8.1 からの無償アップグレードとして Windows 10 の配布を開始しました。このような最新 OS への更新の際には、機能や操作性などの変更により非常に様々なことが新たに発見されます。Plugable 社の USB グラフィックス・アダプタやドッキングステーションに関しては、関連ブログ・ポストによってそれらの情報を開示してきました。こちらをご参照ください。

Windows 10 が誕生してから早一年が過ぎ、ここに記載されていた問題点の多くは既に解消しています。Microsoft 社はこの Windows 10 配布開始一周年を記念して「Anniversary Update(アニバーサリー・アップデート)」と呼ばれる大規模なシステム更新を、8月2日から配布開始することにしています。

Microsoft 社による詳細情報はこちらからご参照ください。(訳注:日本語の Microsoft 社提供の情報は抄訳となっています。英語原文はこちらです。)
これによれば、このシステム更新は過去の Windows バージョンの更新のように別製品としての更新ではなく、Windows 10 の無償サービスの一環として扱われるということです。

新しい機能

このアニバーサリー・アップデートは様々な新機能およびバグの修正を含んでいます。その中で Plugable 社の観点から最も興味深いのは、Windows 10 により DisplayLink 技術がネイティブにサポートされる、という点です。なぜこれが重要なのでしょうか?
DisplayLink が Windows にネイティブにサポートされるということは、Plugable 社製品を使用するユーザの方々にとっていくつかの大きな利点があります。デバイス接続の単純化、パフォーマンスの向上、そしてシステム・リソース使用率の低減などです。

この最新の更新により、Microsoft 社は DisplayLink USB グラフィックス機器のサポートを OS レベルで統合しました。したがって Plugable 社の USB グラフィックス関連製品(アダプタおよびドッキングステーション群)は、今後「標準の」ディスプレイ・アダプターとして、デバイスマネージャ内にリストされるようになります。(以前は「USB Display Adapters」として別にリストされていました。)上記のような利点だけでなく、USB グラフィックス機器が「伝統的な(従来型の)」グラフィックス・アダプタとして統合され正しく機能するようにするよう、このような様々なコード変更を見えないところで Microsoft 社が提供しているという事実があります。このように一部のユーザの、そのユーザ固有の PC 構成について実質的にソフトウェア開発資源を割くということは、これまでの Microsoft 社にはなかった姿勢だといえます。

ドライバの導入

もしも Windows 10 Anniversary Update がすでに適用されたシステムに、Plugable 社製の USB グラフィックス・アダプタやドッキングステーションを初めて接続すると、Windows Update は自動的に正しいドライバである Displaylink バージョン 8.0 以上を導入します。

もしも何らかの理由(たとえばネットワークに接続されていないなど)の理由でこれが起こらない場合、下記の手順でセットアップしていただくことをお勧めします。

1.Plugable 製品を接続する前に、最新の DisplayLink ドライバ v8.0 以降をこちら(英語)からダウンロードして導入します。
2.ドライバの導入が完了したら、製品をPCに接続します。外部ディスプレイが活動状態になるはずです。

もしも以前から Plugable 製のグラフィックス・アダプタやドッキングステーションをお使いになっていた場合、我々が当更新パッケージの事前ビルド(Insider Preview build)を使用してテストした結果によれば、ほとんどの場合このアニバーサリー・アップデートは必要なドライバを正しく更新してくれました。
重要なポイントとしては、バージョン 7.9 またはそれ以前の DisplayLink ドライバがすでにインストールされていたシステムでは、その古いドライバが自動的に削除され、最新のバージョン 8.0 へ置き換えられるということです。


このアニバーサリー・アップデートを適用したあとに USB グラフィックス製品が正しく動かなくなってしまったら、ほとんどの場合下記の手順で解決できますのでお試しください。

1.USB グラフィックス・アダプタやドッキングステーションを、PCから取り外します。
2.コントロールパネルの「プログラムと機能」画面から、「DisplayLink Core」および「DisplayLink Graphics」をアンインストールします。(「DisplayLink Core」をアンインストールすると、「DisplayLink Graphics」も自動的にアンインストールされます。)
3.DisplayLink 社が提供しているクリーンアップ・プログラムをこちらからダウンロードして実行します。
4.システムを再起動します。
5.最新の DisplayLink デバイス・ドライバをこちらからダウンロードし、実行します。
6.システムを再起動します。
7.USB グラフィックス・アダプタやドッキングステーションを、PCに接続します。

現時点では DisplayLink ドライバは OS の導入イメージにまだ含まれていませんので、もしもドライバが Windows Update により何らかの理由で自動的に導入されない場合は、Windows Update を手動で実行するか、上記の手順でドライバをダウンロードして導入する必要があります。
我々は近い将来、DisplayLink ドライバが Windows OS イメージ内に「ビルトイン」されて、新規の Windows システムであってもドライバを後から導入することなく、すぐに USB グラフィックス・アダプタやドッキングステーションが使えるようになるよう願っています。

結論としては、Microsoft 社は、USB グラフィックス機能を Windows 内部に統合するために大きな一歩を踏み出しました。OS の主要アップデートがあったとしても、本来は既存デバイスは「そのまま動く」ことが期待されていますが、現実にはなかなかそうはいきません。もしこのアニバーサリー・アップデートを適用し、上記の手順でも何らかの問題が(あったとして)解消できなかった場合は、どうぞお気軽に弊社サポート nihongo@plugable.com までお問い合わせください。喜んで問題解決のお手伝いをさせていただきます。

わかっている問題点

2016/08/01:
Anniversary Update が正式に配布開始された後に何らかの問題点が発見され弊社に報告があった場合は、このブログ記事内に随時追加していく予定です。何か問題が生じた場合は、このブログ記事を再度ご参照してみていただくようお願いいたします。

Plugable Technologies
ボブ・ボーナー