原文（2015年10月23日投稿）： Important DisplayLink Windows 10 Update” New 7.9 M3 drivers by Bob Boerner
本日付で、DisplayLink 社は Windows 用の最新デバイス・ドライバ、バージョン 7.9 M3 （7.8.630.0）をリリースしました。この新バージョンによって Windows 10 に関係する様々な問題点が修正されています。Plugable 社製のすべての USB 3.0 または USB 2.0 ドッキング・ステーション、およびグラフィックスアダプタで、この新しいドライバを使用することができます。
最新バージョンの DisplayLink ドライバは、こちらからダウンロードできます。
Windows 10 を現在使用中か、または近日中に Windows 10 にバージョンアップする予定の弊社製品のユーザーの方々には、この新しいドライバの適用を強くお勧めします。なぜなら、この新バージョンのドライバは、今後起こりうると考えられている、Intel 社および Nvidia 社製のグラフィックス・ドライバとの非互換の問題を防ぐための、先行修正が含まれているからです。また私たちは、Microsoft 社が10月27日にはこの新バージョンの DisplayLink ドライバを、優先度の高い修正として Windows Update から適用可能にすると考えています。
結論から先に述べますと、もしもこの新しい DisplayLin 用の 7.9 M3 ドライバを適用せずに、今後使用可能となる Intel / Nvidia 社製グラフィイクス用の新しいドライバを導入してしまうと、DisplayLink テクノロジーを使用した弊社グラフィックス製品は稼働しなくなります。最良と考えられる更新の手順は、まずこの DisplayLink 社のドライバを今適用してしまうことです。なぜなら、この 7.9 M3 ドライバは、今後の Intel / Nvidia 製グラフィックス・ドライバとだけでなく、現在のドライバとも互換性があるからです。
新規 DisplayLink 7.9 M3 ドライバの詳細についてですが、リリースノートによれば下記の修正が含まれています。
- (20509) USB ケーブルを抜いた後も約 30 秒間程度まで、DisplayLink 機器がデバイス・マネージャ内に表示されたままになる。この問題は、Windows 7 で Intel 社製 USB 3.0 ホスト・コントローラを使用した際にのみ発生します。
- (20717) Windows 10 システムにおいて、システム側のメイン・グラフィックスカード用のドライバを（2015年10月以降に）更新したのちに、DisplayLink で接続しているモニタが稼働しなくなる。
- (20160) DisplayLink用ドライバを導入している Windows 10 システムにおいて、スタートボタンや Microsoft 社製アプリケーションが正しく動かない。
- (20595) 8.3 形式の短縮ファイル名を許していないシステムの場合に、DisplayLink 用ドライバの導入に失敗する。
- (20254, 20441) 表示モード変更の際に、DisplayLink 機器を経由して接続したモニタ上で、乱れた画像がわずかに表示されることがある。
- (20390) EDID （拡張ディスプレイ識別データ）情報が正しくないモニタの場合、2560×1440 解像度が設定できないことがある。
- (20107) Windows 10 で、「テレビサイズに合わせる」という補正機能が使用できない。
- (19704) DisplayPort ポートを使用して DisplayLink 機器経由で接続しているモニタ上で、USB ケーブルを抜き差しする際にモニタ上で乱れた画像が表示されることがある。
- (20417, 20510) HDMI ポートを使用して DisplayLink 機器経由で接続しているモニタ上で、送信される音声が乱れたり、聞こえなかったりすることがある。
- (20386) Windows Vista にドライバを導入しようとする際に、DisplayLink インストーラがエラー情報を正しく表示できない。
もしもこの件に関して何か違ったご経験をされたり、あるいは何かご質問等がございましたら、弊社までお知らせいただければ幸いです。
Plugable 社製品をご使用の際に問題が発生した場合には、どうぞお気軽に弊社サポート nihongo@plugable.com まで、日本語でお問い合わせください。
Pluagble Technologies
ボブ・ボーナー
