Plugable 社 USBハブのご紹介

 

USB ハブとは

通常コンピュータ本体に付属している USB ポートの数は 2 つから 4 つ程度ですが、それ以上の数の USB 対応機器を PC に接続できるようにするためのアダプタです。

また、ラップトップやノートブックパソコン、タブレットなどの場合は、本体と周辺機器(キーボード、マウス、ディスプレイなど)を切り離して外出先に持っていくことが多く、複数機器と簡単に接続・切離しができると便利です。USB ハブを使って周辺機器を一括して接続し、PC 本体とはケーブル 1 本で接続するようにすれば、これが簡単に実現できます。

USB ハブには通常複数のポートがついています。2 つしかないものから 10 個程度までいろいろなタイプがあります。また、バス・パワーと呼ばれ、電源をホスト PC から取得する電源アダプタ用のタイプと、セルフ・パワーと呼ばれる AC アダプタ付のタイプがあります。

Plugable Technologies 社は USB ドッキングステーションを販売しておりますが、これはハブの一種ということができます(USB ハブと、ディスプレイポートやイーサネットポートを一つの装置にまとめたものです)。

 

USB ハブについての一般的な注意事項

USB バージョンによる差異

  • データ転送速度

理論上、USB 2.0 は最高 480 Mbps(HighSpeed)、USB 3.0 は最高 5 Gbps(SuperSpeed)、USB 3.1 は最高 10 Gpbs(SuperSpeed+)までの転送速度となります。様々な要因から、実際にはこれ以下の転送速度になるのが普通ですが、USB 2.0 と 3.0 では 10 倍程度の差、USB 3.0 と 3.1 では 2 倍程度の差になる可能性があります。

USB 3.1 に関しては、表記が紛らわしいことが多いため注意が必要です。従来の USB 3.0 と、USB 3.1 Gen 1 と呼ばれるものは同じ規格です。したがって USB 3.1 対応とされる機器でも、最高転送速度が 5 Gbps までのことがあります。
USB 3.1 Gen 2 と表記される周辺機器やホスト・システムであれば、理論上最高 10 Gbps までをサポートします。

  • ポート毎の給電能力

ホスト PC の USB ポートは、接続された周辺機器に対して電源を供給することができます。バス・パワー・タイプのハブはこの電源を利用して稼働します。USB 2.0 では各ポートから最大 500 mA(5V)、USB 3.0 で最大 900 mA(5V)を使用することができます。

USB Type-C 対応機器の場合、Plugable 社製品は USB-IF PD(電源供給)規格に準拠しています。PD には 5 つの異なるプロファイルが用意されており、付属する電源アダプタによって対応する電力が異なりますので、製品説明をご参照ください。

pdprofiles

  • ケーブル長

サポートする最大のケーブル長は USB 2.0 で 5 m、USB 3.0/3.1 で 3 m 程度といわれています。高速データ転送の USB 3.0 は特にケーブルの長さに対し敏感で、長いケーブルは伝送品質に悪影響がある可能性が高くなるため、できるだけ短くすることが推奨されています。Plugable 社の製品に付属する USB 3.0/3.1 ケーブルの多くが 1 m 程度までなのはこのためです。

  • コネクタ内部の色や形状

USB 3.0 は USB 2.0 と完全後方互換性があり、フルサイズのポートコネクタの形状はまったく同じになります。両者を見分けるために、USB 3.0 のポートは内部が青になっています。

USB 3.1 には、一般的に USB Type-C コネクタおよびポートが付いたシステムや周辺機器で対応しています。しかし、USB Type-C ポートのすべてが 3.1 対応なわけではありません。システムによっては USB 2.0 または USB 3.0 のみをサポートしていることがあるのでご注意ください。

 

ポート数の多いハブと給電能力

バス・パワー・タイプのハブはパソコンから電源供給することになるため、消費電力の少ない機器を接続するのに適しており、通常ポート数は 4 つ以下です。それ以上の数のポートを持つハブは、ハブ自身の AC アダプタから電源を供給するセルフ・パワー・タイプになります。

USB ハブは、全てのポートが最大電力を使用することを想定していません。マウスのような電力消費の小さいものや、ハードディスクのような電力消費の大きいものが混在することを前提としているのが一般的です。ポート数の多いハブに複数の USB 機器を接続する場合には、使用される全体の電気容量が、ハブに付属している AC パワー・アダプタの最大供給電流量を超えないようご注意ください。

ポートからの電源供給が十分でない場合、接続機器の稼働が不安定になったり、ポートが遮断されたりすることがあります。

 

USB ポートによる充電

USB ポートには、接続された USB 機器を充電する機能を持つものがあります。しかし、充電されるかされないか、どのぐらいのスピードで充電されるかは USB 機器によって大きく異なるため、注意が必要です。USB 充電規格(USB の追加仕様である、「Battery Charging Specification(以降BC)」に準拠した機器(タブレット、携帯電話など)を、同じく充電規格に準拠した充電器やハブに接続した場合に、最も効率よく充電できます。

BC 1.2 では 3 種類の電源の種別が定義されています。

      1. スタンダード・ダウンストリーム・ポート(SDP)最大 5V 500 mA 供給可(≒USB 2.0)
      2. チャージング・ダウンストリーム・ポート(CDP)最大 5V 1.5 A 供給可
      3. デディケーテッド・チャージング・ポート(DCP)データ通信を行わない。最大 5V 1.5A 供給可

データ通信を行わない DCP ポートのみの機器は、ハブではなく充電器と呼ばれます。

 

USB 3.0機器と2.4 Ghz周波数のワイヤレス機器の相互干渉について

USB 3.0 機器が接続された PC で、USB 2.0 の 2.4Ghz 周波数のワイヤレス機器(マウス、キーボード、ヘッドフォンなど)を使用すると、相互の干渉によってワイヤレス機器の動作が不安定になる場合があります。これは、USB 3.0 の規格上 USB 機器から 2.4~2.5Ghz のノイズが出ることがあり、ワイヤレス機器の通信に影響を与えるためです。

これの対応策として、ワイヤレス機器のレシーバーは USB 2.0 ポートに接続するなど、USB 3.0 ポートおよび機器とワイヤレス機器を、物理的に離れた場所に置くことが有効です。

 

Plugable Technologies 社 USB ハブおよび充電器について

Plugable 社は、高性能な USB チップセットを採用した、様々なタイプの USB ハブをご提供しています。

      • Plugable ポータブル ハブ、3 ポート、ギガビット・イーサネットポート付(USB3-HUB3ME
      • Plugable USB Type-C アルミニウム・ハブ、3 ポート、パススルー充電機能付(USBC-HUB3P
      • Plugable 10 ポートハブ(USB2-HUB10S、USB3-HUB10C2)
      • Plugable 7 ポートハブ(USB3-HUB7-81X
      • Plugable 7 ポート急速充電ハブ(USB2-HUB7BC、USB3-HUB7BC
      • Plugable スマート充電器(USB-C2W、USB-C5T、USB-C5TX):データ転送機能はありません。

それぞれのハブについては、製品情報ページをご参照ください。

 

Plugable Technologies 社製 USB ハブの選び方

Plugable 社製品の中からお客様の PC 環境に最適な USB ハブを選択していただくための考慮点は下記の通りです。

1.USB 2.0 か、USB 3.0、または 3.1 か

接続する機器が USB 3.0 対応で、ホスト PC も USB 3.0 をサポートしている場合には、転送速度の観点から USB 3.0 のハブをお勧めします。USB 3.0 ハブは後方互換性があるため、USB 2.0 対応の機器も問題なく接続できます。ただしその場合の転送速度は最大 480 Mbps となります。
ホスト・システムが USB 3.1 対応や、Thunderbolt 3 対応の場合は、USB 3.1 ハブ(最大転送速度 10 Gbps)をご利用ください。

2.バス・パワーか、セルフ・パワーか

外部 HDD など、消費電力が大きい機器を接続する場合には、セルフ・パワー・タイプをご選択ください。(ただし、接続する機器に電源アダプターが付属の場合にはこの限りではありません。)

タブレットなどと一緒にハブを持ち運ぶ場合ことが想定される場合には、ポータブル仕様のバス・パワー・ハブが便利です。

3.必要なポート数

接続する予定の USB 機器の数に合わせてご選択ください。ただし、消費電力の大きい機器を複数接続する場合には、電源供給量が足りないために、すべてのポートを使用できない場合があり得ますのでご注意ください。

4.充電ポートが必要か

タブレットや携帯電話などを充電する機能が必要な場合には充電用ポートの有無を考慮してください。充電用ポートを使うと急速充電が可能となります。