macOS 10.15 Catalina 更新後に USB イーサネットアダプタが機能しなくなった時の対処方法

原文:2019年10月04日投稿: USB Ethernet Adapter Not Working after macOS Catalina 10.15 Update? We Can Help! by Kevin R.

症状

macOS 10.15 Catalina にアップデートしたシステムでは、古いフレームワークを使用したデバイス・ドライバが無効にされるため、既存の周辺機器によってはドライバの再導入をしない限り機能しなくなる場合があります。Plugable 社製品のほとんどは影響を受けませんが、USB イーサネット・アダプターはその例外です。該当するのは ASIX 社製ギガビット・イーサネットチップを使用した、Plugable USB 3.0 10/100/1000 ギガビット対応イーサネット・アダプタ(USB3-E1000)、Plugable USB Type-C 10/100/1000 ギガビット対応イーサネット・アダプタ(USBC-E1000)、Plugable USB 2.0 10/100/1000 ギガビット対応イーサネット・アダプタ(USB2-E1000) です。(訳注:USB2-E1000 は、日本では販売されていません。)

もしドライバの再導入手順をすぐに知りたい場合には、下記リンクをクリックして該当セクションに移動してください。
macOS Catalina に ASIX ドライバーを導入する手順

背景

この問題が生じた背景について詳細を知りたい方は、macOS Catalina による変更の概要について書いたこちらのブログ記事をお読みください。

macOS Catalina ではすべてのソフトウェアが DriveKit フレームワークに準じた 64 ビットアプリケーションでなければなりません。これに該当する新しいデバイス・ドライバが用意できるまでの間、既存製品によっては少々わかりにくい手順でドライバを導入しなければならなくなることがあります。多くの Plugable 製品ではこの必要がありませんが、ASIX 社製の USB ギガビット・イーサネットチップセットを採用した USB イーサネットアダプタは、Plugable 社製かどうかにかかわらず、下記のような問題に直面します。

  1. macOS 10.14 以前に使用されていたドライバは、10.15 Catalina へアップデートした後には機能しなくなります。
  2. macOS 10.14 以前に使用されていたドライバを再導入しようとすると、「インストールは失敗しました。インストールを阻害する問題が発生しました。ソフトウェア製造元に連絡してください。」というメッセージが表示されます。
  3. 10.15 非対応のドライバを導入しようとすると表示されるエラーメッセージ

  4. ASIX 社が提供するベータ版のドライバを導入しようとすると、ダイアログパネルがずっと表示され続けるなど、導入手順がわかりにくくなっています。

現状として、10.15 用ベータ版の ASIX ドライバ導入は少々面倒なため、よりわかりやすいインストーラを使った正式なバージョンのドライバが提供されるまでは、macOS 10.15 で該当 USB ギガビット・イーサネット・アダプタの利用はお勧めできません。ただしこの問題はソフトウェアに依存するもので、ハードウェアとしては互換性に問題はありません。Plugable 社の USB3-E1000、USBC-E1000、USB2-E1000 がこのようなドライバ再導入が必要な製品です。Apple 社は、macOS Catalina を 10 月 4 日に正式リリースする予定となっています。(訳注:実際には10 月 7 日に正式リリースされました。)

macOS Catalina に ASIX ドライバーを導入する手順

ドライバのダウンロード

下記リンクから必要なデバイス・ドライバをダウンロードします。USB3-E1000 および USBC-E1000と、USB2-E1000 は異なるドライバが必要ですので注意してください。

USB3-E1000 および USBC-E1000 用ドライバ : AX88179 macOS 10.15 Catalina Drivers v2.15 Beta 1 – 10/01/2019

USB2-E1000 用ドライバ : AX88178 macOS Catalina Drivers v2.3.0

macOS ゲートキーパー認証ドライバ導入手順

ステップ 1 : ファイルをダウンロードしたフォルダを開き、「AX88179_178A_v2.15.0_beta1.pkg」を開きます。

ステップ 2 : 下記の導入ウィンドウが開きます。インストーラの指示に従ってドライバを導入するため「続ける」を押します。

ステップ 3 : 導入の途中で、アカウント名とパスワードを入力する様に促されます。入力後「ソフトウェアの導入」ボタンを押します。

ステップ 4 : 下記のように、「機能拡張がブロックされました」というメッセージが表示されます。ここで「OK」ボタンを押しても導入は始まりませんので注意してください。(「OK」ボタンを押しても、繰り返し同じ画面が表示されます。)

ステップ 5 : 「OK」ボタンを押さずに、このダイアログパネルを画面の別の場所にドラッグします。このダイアログパネルは後で操作する必要があるので、閉じないようにしてください。次に、アップルメニューのなかから「システム プリファレンス」を選びます。「システム プリファレンス」パネル内「セキュリティとプライバシー」の「概要」タブを開きます。このパネルの下に、ASIX ELECTRONICS CORPORATION 製のソフトウェアがブロックされているとのメッセージが表示されています。「許可」ボタンはグレイアウトされ押すことができません。左下隅にあるロックのボタンをクリックします。

ステップ 6 : パスワードが要求されるので入力し、「アンロック」ボタンを押します。

ステップ 7 : ステップ 6 の操作によって押せるようになった「許可」ボタンを押します。

ステップ 8 : これでパッケージを導入する許可を得られたので、先ほど別の所へ動かしておいたダイアログパネルに戻り、「OK」ボタンを押します。

ステップ 9 : ダイアログパネルが閉じ、導入が始まります。

ステップ 10 : 導入が完了したら、「再起動」ボタンを押します。

ステップ 11 : インストール・パッケージを削除するかを聞かれるので、「保持」または「ゴミ箱に移動」のいずれかを選択してください。選択しクリックした時点でシステムが再起動されますので注意してください。

ステップ 12 : システムが再起動したら、Wifi を一時的に切断し、有線 LAN 接続ができているかを確認します。「システム プリファレンス」の中から「ネットワーク」を表示すると、該当のイーサネットアダプタの左側に緑のマークがあり、接続状態になっていることがわかるはずです。(この画面の内容は、お使いになっている PC のネットワーク環境によって異なります。)

よくある質問

Q. 該当するギガビット・イーサネット・アダプタを持っていますが、Catalina に更新した後使えなくなりました。どうすればいいですか?
A. このページのリンクから Catalina 対応ベータ版のドライバをダウロードし、手順に従って導入してください。

Q. Apple 社は ASIX 社製のネットワーク・アダプタ対応をやめたのですか?
A. いいえ、Apple 社が対応をやめたわけではありません。ただ、現時点の ASIX 社提供ベータ版のドライバが、Catalina に導入する際に追加のステップを必要としています。

Q. 他社製の USB イーサネット・アダプタも、Catalina への更新によって影響を受けますか?
A. はい、ASIX 社製の該当チップセットを使用しているのであればどんな製品も、この macOS Catalina バージョンへの更新で同様の影響を受けます。

Q. 既に古い ASIX ドライバが導入されているシステムを Catalina に更新した場合、何らかのエラーが表示されるのですか?
A. 残念ながら、なにも表示されません。既存のドライバはただロードされず機能しなくなるだけで、ユーザーにそれを知らせるためのエラーが表示されることはありません。

Q. Catalina に更新済みのシステムに、古いドライバーを導入しようとするとどうなりますか?
A. 途中で「インストールは失敗しました。インストールを阻害する問題が発生しました。ソフトウェア製造元に連絡してください。」というエラーが表示されます。

Plugable 社製のギガビット・イーサネット・アダプタをお使いのユーザの方々がこのような手順を取らなくてはならない事を申し訳なく思いますが、この情報がお役に立てば幸いです。
もし当ブログ記事について何かご質問がございましたら、どうぞお気軽に nihongo@plugable.com までメールでお知らせください。

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