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Chromebook のUSB外付けモニタ・サポートについて

原文(2015年3月12日投稿):Chromebooks Gaining USB Multiple monitor support by Patric Neumann

2015-03-12-DisplayLink-ChromeOS

Chrome OS は、DisplayLink 社製の USB 2.0 チップセットのサポートを徐々に開始し始めました。これはつまり、DisplayLink を採用している USB 2.0 ドッキングステーションやグラフィックス・アダプタが、近々 Chrome OS システムでも使えるようになるということを意味しています。

現時点では、マウス・カーソルがきちんと動作しない、EDID(拡張ディスプレイID、外部モニタが接続される際に必要なデータ)通信がうまくできないなどの制約が存在しているようです。しかしこれも次第に解消され、これまで Chrome OS と他 PC 環境で生じていた生産性上の差異を埋めてくれることとなるでしょう。

いったい何が新しくなったのでしょうか?最新の ChromeOS に、”ozone” と ”fre(c)on(現時点では”freon” とも “frecon” とも呼ばれているようです)が追加されたのにお気づきになった方もいるでしょう。 これは何を意味しているのでしょうか? グーグル社のFrançois Beaufort によれば、

このプロジェクトは(Chrome OS の)X11 への依存を断ち切ろうとしており、ハードウェア上書き機能を追加するものです。これによって、WebGL およびビデオ機能に、より高い性能を提供しつつ電力消費を抑えられるようになり、Chrome OS のバイナリサイズを小さくすることもできます。

この変更により、グーグル社は DisplayLink USB 2.0 DRM/KMS ドライバ(数年来 Linux カーネルに含まれており、サポート要求が高まりつつある)の恩恵を受けることができるようになったのです。現在はまだ実際の使用に耐えうるレベルではなく、なんら正式な発表がなされたわけでもありませんが、近い将来 DisplayLink 技術が Chrome OS でも使用できるようになると考えられます。

このシナリオで使用できるようになる(であろう)グラフィックス・アダプタは、USB 2.0 の DisplayLink DL-1×5 チップセット・ファミリーでしょう。なぜならこのチップセット用ドライバは、オープンソース・ドライバであるからです。(こちら(英語)のブログポストもご参照ください。)
Plugable Universal Docking Station
このカテゴリに入る弊社の製品は下記になります(訳注:2015 年 3 月現在、日本では未発売です)。

私たちは、ASUS Chromebox CN60 を使用して基本的なテストを実施してみました。最新のビルドと fre(c)on/ozone モジュールを利用するためには、Chrom OS を開発者用のチャネルに変更する必要がありました。そして最終的に下記のビルドを使うこととなりました。

chromeOS_about

この ASUS Chromebox CN60 には DisplayPort と HDMI ポートが付属しているのですが、私たちはこのポートだけでなく弊社のグラフィックス・アダプタである UGA-165 も使用しました。結果はどうだったでしょうか?

まず最初は、2 台の外部モニタを使ってテストをしました。1 台は Chromebook 自体の DisplayPort または HDMI ポート経由のもの、もう 1 台は当 USB グラフィックス・アダプタによって接続したものです。すると、すぐに外部モニタ上での表示が可能となりました。

しかしながら、やはりすぐにいくつかの基本的な問題にも気が付きました。UGA-165 グラフィックス・アダプタ経由で接続された外付けモニタでは、マウス・カーソルが表示されなかったのです(USB-VGA-165UGA-2K-A でも同じ結果でした)。しかし、アプリケーションを動かしたりメニューを表示したりすることは可能でした。私は試しに xset m コマンド を使ってマウス機能を無効にしてみようとしましたが、 CROSH(Chrom OS のコマンドプロンプトにあたるもの)がこのコマンドを受け入れなかったので、あきらめざるを得ませんでした。 しかし代替手段として、「大きなマウス・カーソルを表示」設定を有効にすることで、特大サイズのマウス・カーソルを表示することはできました。

もっとも残念なことは、2 台以上のモニタ(ビルトイン・ポートまたは USB グラフィックス・アダプタ経由、あるいは両者の組み合わせにかかわらず)を接続すると、システムがハングしてしまうということでした。そのような場合、すべてのモニタが真っ暗になり、システムが完全にロックされてしまいました。ただし 3 台目のモニタを外すことによって、システムを復帰することができました。最終的には、3 台目のモニタを外してシステム再起動すれば、システムをもとに戻すことが可能でした。

開発者用チャネル内で、この外付けモニタ機能が有効化できることがわかったことは大きな収穫でした。私たちは近い将来に、上記に挙げたようないくつかの重大な制限が解消された、正式バージョンの ozone/fre(c)on が一般用チャネルに組み込まれることを期待しています。

もしもお時間があるようでしたら、ご自身でもこの機能をテストし、発見された問題点についてグーグル社に報告することによって、この新機能がより多くの Chromebook に実装されていくようご支援いただければ幸いです。

同じような要望を持つ他の Chrombook ユーザーにとっても、あなたの経験が非常に役立つことでしょう。よろしければぜひこの投稿にコメントをお寄せください!

パトリック・ニューマン
Plugable Technologies